2008年4月1日火曜日

080331 @PHI (W11-6)


“9回に5点を勝ち越し、開幕2連勝!!”

Nationals 11-6 Phillies Season 2-0 (Steak W2)

Pitching: Chico, Hanrahan(H1), King(BS1), Rivera(W1-0), Colome
Batting: Milledge(2/4 3R 2RBI), Kearns(2/3 1R 2RBI 2BB)
HR: Milledge(1)

 先発はマット・チコ(Matt Chico)。5回1/3を投げて6安打1四球4奪三振の3失点。チェイス・アトリー(Chase Utley)にソロホームランを打たれたりしましたが、強打のフィリーズ打線を相手によく投げたというべきでしょう。コントロールはあまり良くなかったようですが、それでも1四球に止めています。投球はともかく、今日のチコは攻撃で貢献してくれました。2点を追う5回表にシングルで出塁し、1死満塁から犠牲フライでホームを踏みました。その後2死からカーンズの2点タイムリー二塁打、ジミー・ロリンズ(Jimmy Rollins)のエラーもあって計4点をあげ、逆転に成功。ブレット・マイヤーズ(Brett Myers)の前に4回までわずか2安打だった打線がチコのヒットでようやく目覚めた感じです。

 さらに6回。出ました、ラスティングス・ミレッジ(Lastings Milledge)の初ヒットとなる1号2ラン(映像はこちら)。9回にも内野安打で出ると、ジョンソン二塁打で1塁から爆走し勝ち越しのホームを踏みました(写真)。4打数2安打3得点2打点と、まさに期待したとおりの活躍です。スプリングトレーニングで見せた力をそのままシーズンでも発揮してくれています。

 ただ、今日はブルペンが誤算。6回表1死から登板した2番手、期待のジョエル・ハンラハン。この回は2者連続三振に斬ってとりましたが、7回にいきなり四球、二塁打で1点を失い、スプリングトレーニングからの無失点はあっさり止まってしまいました。さらに、出てきたレイ・キングがロリンズ(さすが昨シーズンのナ・リーグMVP)に2ランを浴びてしまい、6-6の同点に。2人とも長いシーズンを戦う中ではこんなこともあるでしょうから、勝ち試合で良かったと考えて、切り替えてもらいたいです。

 4点リードを追いつかれて、いやな感じの展開でしたが、9回表、この回から登板したトム・ゴードンを攻め立て、ミレッジのヒットに始まり、四球を挟んで、ニック・ジョンソン、ロデューカ、ベリヤード、代打ドミトリー・ヤングの4本の二塁打を集めて一挙に5点を勝ち越しました。9回裏はヘスス・コロメが3者凡退であっさりゲームセット。

 小雨が降る中見守っていたフィリーズファンはがっかりしたことでしょう。ナッツファンにとっては、昨日に続く9回の勝ち越し、主砲ジマーマンが4打数ノーヒットでも周りの1,2,4,5番がそれぞれ2安打、開幕2戦にしてレギュラーのほとんどがヒットを記録と、特に攻撃面では言うことなしの開幕2連勝です。

 開幕2連勝なんていつ以来かなと思って記録を見たら、04年にワシントンに移ってきてからは、開幕戦に勝ったのも初めてだったんですね・・・。(エキスポス時代の03年に開幕3連勝しています)
 
 MVP: Lastings Milledge

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Natsすごいですね!


今年は期待できますよ。

夢はでっかく地区優勝!
(現実的には3位目指して)

estoppel さんのコメント...

>yuさん

夢はふくらみますね。年間100勝だ!とか(笑)。
少なくとも2連敗よりは応援しがいがあります。