2008年4月20日日曜日

080419 @FLA (L5-6x)

"ヒル復帰戦、9回に粘って追いつくもサヨナラ負け"

Nationals 5-6x Marlins Season 5-13 (streak L1)

Pitching: Hill, Colome(BS), King Cordero Hanrahan, Rivera(L1-1)
Batting: Lopez(2/4 1BB 1R)

 よく粘りましたが、あれだけミスが多ければ勝てません。結果は9回サヨナラ負け。良いことも少しありましたが、悪いことも多かった、総じていろいろあった試合でした。

【ショーン・ヒル:復帰】
 ようやく、今シーズン初登板。ストレートも92マイルまで記録し、5回までは1失点といい出来でした。しかし、6回、ボールが高めに浮き出したところを、トリプル、シングル、ダブルと3連打で2点目を失い、無死2、3塁としたところで降板となりました。最終的には5回プラスを投げ8安打無四球6奪三振。自責点4。球数はまだ85球だったので、もうひと踏ん張りして欲しかったところですが、仕方ないかな。アクタ監督は合格点を出していましたし、私もそう思います。しかし、ヒル自身の自分の投球に関するコメントは以下の通り。この「自分に厳しい姿勢」がヒルらしいところです。この姿勢がある限り、ケガさえ悪くならなければという条件付きですが、これからも期待できそうです。(追記:投球翌日も異常なしという報告でした。安心)

 Not very good. You can't fall behind [to hitters]. You know, with a 3-1 lead, I've got to do a better job of maintaining that lead. It's something where I need to concentrate better.

【ブルペン(特にコルデロ):大丈夫?】
 ヒルの後を受けたのは、コロメでしたが、犠牲フライとロペスのエラーであっさり逆転を許してしまいました。7回には対左で出したキングがあっさり二塁打を打たれてもう1点。この当たり、ブルペンは、もうちょっと頑張ってほしいところでした。8回はハンラハンが三者三振に切って取った(これがいい雰囲気を作り9回表の同点劇につながったように思う)のですが、9回に登板したリベラが四球でランナーをためて、最後はウェス・ヘルムズ(Wes Helms)にサヨナラ打を打たれてゲームセット。ハンラハン以外はみんなダメダメでした。昨シーズンのチームの一番の強みだったブルペンですが、今シーズンはむしろ弱点となりつつあります。その一番の元凶がチャド・コルデロの不調。今日も登板しましたが、まだ本来のストレートの球速には遠いようです。

【ロペス:リードオフで好調】
 打線は、今日も5点を取って、まずまずといったところです。前夜に続いて今日も1番セカンドで先発出場したロペスが、今日も4打数2安打1四球としっかり成績を残しています。これまでレフトでの先発出場はありましたが打順は下位で、成績も31打数で打率.194と惨憺たるものでした。しかし、出番のあるなしにかかわらず腐ることなく頑張っていたらしく、アクタ監督はこの点を高く評価、不調の打線を組み替えるに当たってリードオフでの先発出場を決断しました。この2日で打率を.275まで上げてきました。ただし、6回のタイムリーエラーを含め2つのエラーを犯すなど守備の不安は依然つきまといます。

【クラッチヒット!】
 前夜のニック・ジョンソンが起爆剤になったのでしょうか、3回表は2死1、2塁からペーニャ、エストラーダに連続タイムリーが生まれ、9回表には2死2、3塁という後のない場面でカーンズが同点タイムリーを放って一度は試合を振り出しに戻しました。結果的には届きませんでしたが、こういうクラッチヒットが出るのは、良い傾向です。

【ジマーマン:チャンスに凡退中】
 ただ、そんなチームの波に乗れない選手が1人。初回の無死2,3塁で空振り三振、6回の1死3塁でショートゴロ(突入できず)、9回無死1塁でも凡退とことごとくチャンスに打てませんでした。実は昨日も、5回こそ2死1塁で二塁打を放ちましたが(残念ながら本塁タッチアウト)、7回は既述のとおり凡退、9回の1死3塁では見逃し三振に倒れています。今シーズンのジマーマンの得点圏に走者を置いての成績はなんと23打数1安打、打率.043と深刻な数字です。過去2年も春先はスロースタートだったので、心配ないという説もありますが、お願いです、そろそろ目覚めて下さい。

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