2008年5月22日木曜日

080521 Phillies (L2-12)

"久しぶりに先発登板のチコ、やはり試合を作れず"

Nationals 2-12 Phillies Season 20-28 (streak L2)

Pitching: Chico(L0-6), Colome, Schroder, Hanrahan
Hitting: Flores(3/4), Lopez(2/5 1R), Zimmerman(2/4 1RBI)

 6回表、この回から登板の2番手コロメ、3番手シュローダーにフィリーズ打線が襲いかかり、ライアン・ハワード(Ryan Howard)のこの日2本目となる12号2ランを含む打者13人の攻撃で、一挙8点を奪いました。一昨日、昨日とナッツ投手陣に押さえ込まれていましたので、面目躍如といったところでしょうか。ははは。

 しかし、この試合の決着は、先発のマット・チコ(Matt Chico)が投げた5回までにほぼついていました。ヒルの登板回避で久しぶりに機会の与えられたチコでしたが、明らかに力量不足を感じさせる投球内容。初回いきなり2本の二塁打で先制され、5回までにソロホームラン3本を含む7安打を浴び、計4点を失いました。ロペスのファインプレーなど守備に助けられた面もあり、内容としては点数以上に悪かったと思います。

 打線は打線で、12安打を放ちながらも、勝負が決まった後の7回裏に2点を取るのがやっと。序盤、流れを引き寄せられそうな、少なくとも乱打戦に持ち込めそうなシーンもありましたが、チャンスをつぶすのはもはや十八番。45歳のジェイミー・モイヤー(Jamie Moyer)の前に6回まで無得点に抑えられてしまいました。イライジャ・デュークス(Elijah Dukes)が大ブレーキ。どちらも2点差を追いかけていた2回1死1、3塁、4回無死1、3塁でいずれも三振。観客からのブーイングまで浴びてしまいました。打率2割そこそこの打者が不振と呼ばれますが、打率0割台前半の打者をどう呼んだらいいのでしょうか(7回にシングルを放ち、0割台後半まで上げましたが)。期待が高かっただけに、つらい。

 今シーズンのワーストに数えられそうな試合でしたが、強いて収穫があったとすれば、とにかく、チコが先発としては使えないと首脳陣も認めたということでしょうか。これまでチコに甘いコメントを続けてきたアクタ監督でさえも今日は厳しいコメントを残しました。もう使わないで下さい。お願いです。

[OFF THE FIELD]
 1つくらい本当にいい話を。エストラーダとロデューカの2人がDL入りしている中で、ヘスス・フローレス(Jesus Flores)が頑張っています。守備・リードはまだまだですが、もともと定評のあった打撃では奮闘。今日の試合も3安打で打率を.357まで上げました(まだ規定打席には遠いですが)。今日の試合前のことですが、ボーデンGMが、ロデューカが戻ってきても、現状ではフローレスをレギュラーとせざるをえないだろうとコメントしています。いい感じですねぇ。

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