2008年5月2日金曜日

Prospects Watch (as of 080430)

 目を見張る活躍をする選手、苦戦している選手、いろいろです。そろそろ昇格や降格も始まりました。

[Pitchers]
G IP W L K BB ERA WHIP
Ross Detwiler lhp (A+) 5 19.0 1 1 17 13 4.74 1.79
Jordan Zimmermann rhp (A+) 5 27.1 3 1 31 8 1.65 0.84
Collin Balester rhp (AAA)  5 23.1 1 2 20 9 4.24 1.24
Colton Willems rhp (A) 5 26.2 2 2 19 7 3.04 1.13


 Detwilerは制球に苦しんでいます。しっかり調整して立て直して欲しいところです。同じPotomacのZimmermannは、ナッツ傘下のマイナー投手で最多の奪三振を始め、素晴らしい成績を残しています。昇格が待ち遠しいです。BalesterもWillemもいい感じです。

[Hitters]

AB R HR RBI AVG OBP SLG SO SB
Chris Marrero 1b (A+)   85 9 2 8 .200 .284 .353 16 0
Michael Burgess of (A)   91 17 8 18 .254 .330 .571 30 0
Justin Maxwell of (AA)   86 23 2 16 .233 .412 .407 18 8
Jake Smolinski of (A)    98 10 2 9 .194 .252 .327 24 1


 Burgessが突然爆発しました。4月21~27日の1週間でなんと5本塁打11打点を記録し、South Atlantic Leagueの週間MVPに選ばれました。もっとも、三振が多いのと守備はまだまだといった感じです。Maxwellは四球で出塁はしていますが、打率が低いので心配です。あとの2人はかなり苦労しています。Marreroは出だし良かったのですが、後半はかなり不調です。 

 その他の選手についてはチーム毎に。

[AAA Columbus] 
 O'Connerに代わって降格してきたJason Bergmann(1W2L/5.06/1.50)は、2試合続けて打ちこまれ、大丈夫かなと心配しましたが、3試合目は好投。信頼を取り戻すのは容易ではありませんが、頑張って欲しい。メジャーに昇格したO’Connor以外の先発投手陣の成績は上がってきません。ブルペンのBrian Sanches(5S/1.17/0.78)は素晴らしい成績を残し、Chris Schroder(2W0L1S/1.08/1.32)とともに昇格候補となっています。

 Ryan Langerhans(.315/.447/.472)とPete Orr(.305/.368/.524)はよくやっています。契約の問題さえなければRob Mackowiakと入れ替えたいところです。Harrisburgで好成績を残して昇格してきたYurendell de Caster(.286/.318/.357)が好調を維持。なお、Bret Booneは個人的事情で休暇中です(期間不明。引退表明はしていません)。

[AA Harrisburg]
 MaxwellとIan Desmond(.214/.290/.245)は不調ですが、チームを見渡すと、Michael Daniel(.300/.357/.356/6SB)、Rogearvin Bernadina(.320/.377/.433/12SB)、Luis Antonio Jimenez(.302/.389/.571/5HR)、Luke Montz(.371/.420/.677/5HR)、Jorge Padilla(.361/.459/.403)と好調な打者が5人もいます。貧打に悩むナッツのマイナーとは思えません。特に驚かされるのは捕手のMontz(03年15順目)。この打棒がどこまで続くか注目です。

 Robert Brownlie(3W0L/2.79/1.21)は引き続き好投を続け、またShairon Martis(1W0L/2.73/1.18)も勝ち星こそ伸びませんがいい内容です。Martisはオランダ領アンティルという変わったところの出身ですが、評価が高いプロスペクトです。

[A+ Potomac] 
 Detwiler、Zimmermannを上回る驚異的な好投を見せたのがCory VanAllen(3W0L/0.66/0.91)。まだ公式発表されていませんが、Harrisburgへの昇格が決まったと報道されています。Zechry Zinicola(2W0L3S/0.00/0.49)も依然として驚異的な数字を残していますので、こちらも昇格が近いでしょう。打線はMarreroをはじめ微妙な成績が多い中で、Matt Rogelstad(.325/.360/.488)が目を引く成績を残しています。

[A Hagerstown] 
 楽しみなプロスペクト投手が多くいる中で、Terrence Engles(3W0L/1.89/0.95)が好成績を残しています。開幕当初はブルペンでしたが、15日に先発のチャンスをもらい、3先発続けて好投しています。また02年ドラフト1位でかつてのトップ・プロスペクトClint Everts(0W2L2S/4.63/1.37)がブルペンに転向。後半になって好投が続き、Potomacに昇格しました。再チャレンジなるでしょうか。打線は微妙ですね。Burgessの他は、Bill Rhinehart(.319/.393/.468)が目立つだけです。

Minor League Player of the Month: 

Hitter: Michael Burgess
リーグの週間MVPを取った唯一の選手ですし、今後への期待も込めて。

Pitcher: Cory VanAllen
 これは文句なしでしょう。圧倒的に素晴らしい投球内容でした、。

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