2009年12月1日火曜日

09 Season Review 5 & Off Season Outlook: 1B

(2009 Season:GSは一塁手としての先発数。その他はナショナルズでの全成績)
GS PA R HR RBI AVG OBP SLG SB

Nick Johnson

92 424

47

6

44

.295 .408 .402 2
Adam Dunn 66 668 81 38 105 .267

.398

.529 0


 前半はNick Johnson(写真)、Johnsonの移籍後はAdam Dunnがレギュラーを務め、合わせて158試合に先発。Johnsonの働きぶりは期待以上でした。故障の不安を常にささやかれながらもほぼフル出場。守備範囲と長打力は予想以上の衰えでショックを与えましたが、「出塁」という最も期待された能力はいかんなく発揮。商品価値を上げてマーリンズへ移籍していってくれたと感謝しています(交換で獲得したのはAaron Thompson)。 マーリンズ移籍後も、1度DL入りはしましたが、35試合で.279/.477/.413と立派な成績を残しType BのFAとなりました。いい契約を得ることを願っています。

 シーズン終盤の一塁を守ったのはDunn。外野手としても悪いと言われていた守備でしたが、不慣れな一塁守備は見るからにひどいものでした。打撃成績は上記のとおり素晴らしかったのですが、この守備で相殺って感じです・・・。それから、打撃に関しても少し気になるのは9月に大スランプ(.212/.322/.333/3HR)に陥ったこと。これが一塁手としての守備の負担(批判を受け続けたことを含む)の影響でなければいいのですが・・・。

 なお、Dmitri Youngとの縁(年俸500万ドルの契約)がようやく切れました。

[オフ・来季の展望]
 異動がなければ、2年契約の2年目(年俸1200万ドル)となるDunnがレギュラーとなります。Fangraphsの記事で2009年シーズンはもとより、過去3年間のMLBで最悪のディフェンダーと評されたことは、先日記事にしたばかりですが、その時も触れたように、いずれも水準よりかなり下であることに変わりはないわけですが、一塁手としてのマイナスのほうが外野手としてのマイナスよりもまし、というのは明るい(?)材料。練習して、慣れてくれることで、マイナス幅を少しでも小さくしてくれることを期待しています。
 
 そんなDunnをレギュラーとするなら、優勝を狙うチームであれば守備のいいバックアップが必要となるところですが、来季のナショナルズには不要(悲しいことですが、事実)。健康でさえあればDunnがほぼフル出場するでしょうから、ボーダーラインの打撃と水準以上の守備(参考資料)を見せていたMike Morseで十分。あるいは一塁手をFAで獲得して、Dunnをレフトに戻すという案もささやかれています(Hank BlalockRussell BranyanAubrey Huffあたり?Nick Johnsonと再契約というのはさすがにないか)が、上記の通り守備のマイナスは一塁に置いたほうが小さいというデータもあることですし、外野には使ってみたい若手も多いのであまりいい考えとは思えません。

2010開幕予想:Adam Dunn (ダークホース: Hank Blalock)

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