GS | PA | R | HR | RBI | AVG | OBP | SLG | SB | |
Josh Willingham | 82 | 502 | 70 | 24 | 61 | .260 | .367 | .496 | 4 |
Adam Dunn | 61 | 668 | 81 | 38 | 105 | .267 | .398 | .529 | 0 |
Willie Harris | 15 | 393 | 47 | 7 | 27 | .235 | .364 | .393 | 11 |
続いて外野手に移り、まずはレフトから。開幕はAdam Dunnでしたが、Josh Willingham(写真)が成績を伸ばして信頼を勝ち取り、Dunnの一塁コンバートもあり、後半戦はレギュラーとなりました。昨季終了後にマーリンズとのトレードで入団。スプリングトレーニングでもチーム1の打点を挙げるなど結果を残しましたが、開幕はベンチ。4月は代打中心でなかなか結果を残せませんでしたが、5月以降、先発出場の機会を得るとがんがん打ち出し、5,6,7月はいずれも月間打率.300、OPS1.000を超えるオールスター級の活躍。8月以降は失速しましたが、OPS.863はメジャー6年目でキャリアハイを記録するなど、最終的な成績で見ても期待以上。そんなWillinghamのハイライトは何と言っても、7月27日の2打席連続満塁弾。その週の週間MVPも獲得しました。週間MVP獲得は、今季のナショナルズ(MLB)ではこのWillinghamのみ。素晴らしかった。他にも印象的な活躍が目立ち、私の勝手MVPポイントでは8Wで堂々の1位となりました。
[オフ・来季の展望]
Willinghamは年俸調停2年目(ちなみに今季年俸は295万ドル)。2~3年の複数年契約を結ぶ可能性もあるのではないかと見ています。
意外なトレードやFA契約がなければWillinghamで来季の開幕を迎えるはず。来季開幕時には31歳になり、ピークを過ぎたのではないかとも言われていますし、故障の不安を抱えた選手ですが、健康でさえあれば大きく崩れることはなくある程度の攻撃力を計算できます。守備固めとしてWillie Harris(2年契約の2年目)というのが本命でしょう。一塁手をFAで獲得して、Dunnをレフトに戻すという案もありますが、その場合はWillinghamがライトに回ることになりDukesの使い道がなくなってしまうという難があります。外野手のFA選手に手を出していく必要はないでしょう。
他方で、先発ローテーション投手(Edwin Jackson、Ricky Nolasco?Javier Vasquezの出戻り?)を獲得するためにWillinghamがトレードされるという説もあります。年俸調停前の低年俸で雇えるバットであり、それなりに人気を呼んでいるようです。仮にトレードしてしまうと、今度はバットの補強が必要となりますが、レフトのFAはJason Bay、Matt Holidayというナショナルズにはとても手が届かない両巨頭を除けばかなり層が薄い。むしろ一塁手のほうが候補がいますのでこちらを補強してDunnがレフトに回ることが濃厚となります。うーん、あまりいいアイデアとは思えません。
2010開幕予想:Josh Willingham (ダークホース: Adam Dunn)
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