2008年11月12日水曜日

08 Season Review ⑧ & Off Season Outlook : Third Baseman

(2008 Season for Nationals:GSは三塁手としての先発数。その他の成績は全成績)
GS AB R HR RBI AVG OBP SLG SB
Ryan Zimmerman 104 428 51 14 51 .283 .333 .442 1
Ronnie Belliard 25 296 37 11 46 .287

.372

.473 3
Kory Casto 11 163 15 2 16 .215

.297

.313 1

 レギュラーはいわずと知れたRyan Zimmermanですが、今季はファンの期待に全く応えられませんでした。スプリングトレーニングでよく打ち、開幕戦ではサヨナラ本塁打。この上ないスタートを切りましたが、その後4月は低空飛行。5月になって調子を上げたかと思いきや、5月末にスライディングで肩を痛めてDL入り。2か月ほど休むことになりました。復帰後もなかなか本調子には戻らず、最後の1か月ほどで帳尻を合わせてきましたが、結局本塁打(それでもチーム最多タイですが)、打点は過去3年で最低の成績。守備ではさすが、というところも見せましたが、それではファンは納得しません。なんだかんだ言っても現有戦力では最も期待が持てる選手。来季は健康にフル出場して、100打点を目指してほしいところです。

 フルシーズン3年目を終了。調停申請権を取得しました。注目は、当然出てくるであろう契約延長の話。ただ、見通しは明るくないと思います。昨オフ、Zimmerman側はDavid Wrightと同じ規模の契約を要求していたとのことですが、今季302/390/534、33本塁打、124打点、さらに2年連続となるGold Glove賞を獲得したWrightと現時点のZimmermanを同列に論じることはさすがにできないでしょう。一方で、球団側がこの水準でならとしていたTroy Tulowitzkiは263/332/401、8本塁打、46打点という散々な成績に終わりました。こうした点も考慮すると、球団側としては、Zimmermanのプライドを保ちつつ、さりとてWrightよりは安く契約を結ぶチャンスと考えるでしょうが、Zimemrman側とすれば、09年にしっかり好成績を残してそれを材料に長期契約について交渉したいと考えるでしょう。これまでのZimmermanの発言振りからすると、上手くまとめるのは相当に難しいと思います。そこをどうテーブルにつかせるか、こそがGMの腕の見せ所ですが、さてさて。ファンとしては、「WrightとTuloの間であればいいじゃないか、今すぐ合意してくれ」と思いいますが、A***n C**wの件でも明らかなように、オーナーの財布のヒモはかなり固いようです・・・。仮に長期契約できないとするとFAまであと3年か・・・。

 Zimmermanが離脱していた間は、Ronnie BelliardAaron BooneKory Castoが代役を務めました。Belliardは二塁手としてトレードに出すべき。BooneはFA。Castoはいかんせんメジャーでは打てないので、もうあきらめる時期ではないかと思います。AAAでは3割を超えていたのに残念ですが、今シーズンあんなにチャンスを与えられたのに生かせなかったのですから。まあ、Zimmermanさえ健康であればベンチに控えはいらないので、いざという時は他のポジションも守れるユーティリティ(Willie Harris?)で十分ではないかと思います。

 仮にZimmermanが長期離脱することになった場合には、今季突然成長を見せ、球団の正式なMinor League of the Yearに選ばれ、Arizona Fall Leagueでもなかなかの活躍を続けているLeonard Davisを(きっと来季開幕を迎えるであろう)AAAから昇格させることにしましょう。決して守備の評価は高くありませんが、本職はサードということになっていますので。

2009開幕予想: Ryan Zimmerman
(back-up Leonard Davis (Zimmerman故障離脱時))

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