2008年11月2日日曜日

08 Season Review ③ Pitcher of the Year

Pitcher of the Year 2008 : John Lannan

G IP W L S K ERA WHIP
Tim Redding 33 182.0 10 11 0 120 4.95 1.43
John Lannan 31 182.0 9 15 0 117 3.91 1.34
Odalis Perez 30 159.2 7 12 0 119 4.34 1.48
Colin Balester 15 80.0 3 7 0 50 5.51 1.50
Jay Bergmann 30 139.2 2 11 0 96 5.09 1.43
John Rauch 48 48.1 4 2 17 44 2.98 1.01
Joel Hanrahan 69 84.1 6 3 9 93 3.95 1.36
Saul Rivera 76 84.0 5 6 0 65 3.96 1.49
Steven Shell 39 50.0 2 2 2 41 2.16 1.08
Garret Mock 26 41.0 1 3 0 46 4.17 1.46
Mike Hinckley 14 13.2 0 0 0 9 0.00 0.81

 全く迷う余地がありません。勝ち星、奪三振ではTim Reddingの後塵を拝しましたが、先発陣唯一人の防御率3点台。シーズン通じて安定した投球を続け、クオリティ・スタート(QS)は31先発のうち21試合(MLB全投手中の16位タイ)を数え、QS率68%は20先発以上の投手128人中の18位という堂々たる成績でした。勝ち負けは逆(15勝9敗)でも不思議ないのに、そうすれば当然新人王候補にもなったのに、と残念というよりLannanに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
 ストライクゾーンを広く使って球を出し入れする投球術が素晴らしく、ほぼ完成された投手のようにも見えますが、体を更に作ればストレートの球威が増すのではないかといわれています。将来は、マイナーの選手が育ち、フリーエージェントでもしっかり補強するという前提で、2011年のNLDS第3戦に先発できる投手に育ってくれることを期待しています。まず来年は2桁勝たせてあげたい!

 ここでも月間MVPを振り返ります。(5月のバーグマンは一瞬の幻でした。)

4月 John Lannan 
5月 Jayson Bergmann
6月 John Lannan
7月 John Lannan
8月 Odalis Perez
9月 Mike Hinckley

 次に勝ちゲームのMVP POINT。ここでもLannanが6Wで独走。Odalis Perezが4Wで続きましたが、後は2W以下。いかにLannanが素晴らしいシーズンを送ったかは明らかです。

 次点らしい次点はいませんが、強いて挙げるならJon RauchとSteven Shell。RauchはフラッグディールトレードでDバックスに移籍していきましたが、それまではまさにブルペンのアンカーとして大いに活躍してくれました。Rauchの移籍と同じ頃に登場したのがShell。なかなか芽が出ない投手でしたが、チャンスをつかみました。後半戦はブルペンでもっとも頼りになる選手に成長し、メジャー初勝利も記録。今シーズン最も伸びた選手の一人です。

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