AAのHarrisburg Senators。シーズン開幕から12連敗などもあり低迷。5月を終えた時点では借金21まで落ち込みました。しかし、そこから逆襲し、一時は勝率5割まで戻し、最終的には70勝72敗で終えました。メジャーのNationalsもこのくらいの逆襲を期待したんだけどなあ・・・。
シーズンを通じて所属した選手の個人成績は概して振るいませんでしたので、MVPは一時的にしか所属していなかった2人を選ばざるをえませんでした。
Team Player of the Year: Ian Desmond (写真)
Team Pitcher of the Year: Brad Meyers
【打者】
Ian Desmond(.306/.372/.494)とJhonatan Solano(.280/.295/.387)捕手(AAAでは低迷しましたが)が、開幕から目立った成績を残し、早々に昇格していきましたが、それ以外の打者はぱっとしませんでした。
チーム最多本塁打はMarvin Lawrence(.241/.323/.438/15HR)外野手、最多打点はJoel Guzman(.281/.352/.447/57RBI)三塁手、最高打率はOfilio Castro(.296/.372/.395)二塁手が記録しましたが、みんないまいち(Castroに至っては薬物陽性で出場停止までくらいました)。
昨季の球団公式Minor League Player of the Yearに選ばれていた(個人的にはそこまで買ってませんでしたが)Leonard Davis(.281/.340/.462)外野手は期待されたほどには伸びず。さらに、個人的に期待していたBill Rhinehart(.239/.292/.389)一塁手はもっと悲惨で、シーズン終盤は守備位置をChris Marrero(.267/.345/.387)に奪われてしまいました。
Marrero自身も昇格当初はいいスタートを切りましたが、9月になって疲れでしょうか、ちょっとスローダウンしてしまいました。Solanoに代わってA+でよく打って昇格してきたSean Rooney(.227/.254/.291)捕手もAAでは苦労しました。ちなみに、チームの公式MVPはJoel Guzmanだそうです。
【投手】
シーズン終盤になって昇格してきた今年のドラフト1順目(全体10位)のDrew Storen(0.00/0.73)。昇格後の10試合で1勝9セーブ。12.1回を投げ、わずか3安打、6四球、12奪三振。無失点。まったく非の打ち所のない成績。アリゾナ秋季リーグ、そして来季が楽しみです。
Storenとともにアリゾナに向かうのがやはりブルペンの苦労人Josh Wilkie(2.37/1.24)。AAAへ昇格してからも好投し、アリゾナを勝ち取りました。他にもブルペン投手では、Clint Everts(1.53/1.09)、Zechry Zinicola(1.74/1.40)も印象的な活躍でAAAに昇格していきました。
先発投手では、シーズン途中に昇格してきて、ここでも活躍したのが、Eric Arnesen(3.86/1.29)、Brad Meyers(2.25/1.06)、Jeff Mandel(2.94/1.13)の3人。Arnesenは終盤にちょっと疲れからか打たれましたが、今季一気に評価を上げました。Nick JohnsonとのフラッグディールトレードでFLAから来たAaron Thompson(3.31/1.32)もなかなかの好投で、来季に希望をつないでいます。また、既に40人ロースターに入っているLuis Atilano(4.16/1.48)はシーズン前半は不振でしたが、後半戦は復調しAAAへの昇格を勝ち取りました。
この中で最も期待したいのはMeyers。AA昇格後は9先発しましたが全試合で自責点2以下。A+と合わせて24試合(23先発)で11勝3敗、防御率1.72という驚異的な成績を残しました。来季が楽しみです。
一方、最もがっかりだったのが、Cory VanAllen(5.07/1.56)。昨季はアリゾナに派遣されるほど評価を上げ、今季はローテーション投手としてスタートしましたが、不振でブルペンに降格。悲惨な1年となってしまいました。
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