09年ドラフト組の大学生が多く配置されたVermont Lake Monsters。ショートシーズン・シングルAのNew York-Penn Leagueで34勝41敗の地区3位。プレーオフ進出はなりませんでした。目だった活躍をした選手、プロスペクトの成績を確認しておきます。
Team Player of the Year: J.P. Ramirez (写真)
Team Pitcher of the Year: Evan Bronson
【野手】
オールスターにも選出された、ドミニカ出身の22歳Francisco Soriano(.291/.398/.387)二塁手と、09年ドラフト16順目入団のSean Nicol(.269./375/.323)遊撃手の2人は、シーズンを通じて活躍。
しかし、オールスターに選ばれなかった08年ドラフト高卒組の2人、9順目のJ.R. Higley(.271/.327/.380)外野手と、開幕前のトッププロスペクトランキングにも顔を出していたJ.P Ramirez(.264/.306/.407)外野手もいい活躍でした。特にRamirezは、ここに書いた打率、出塁率、長打率ではいまひとつのように見えますが、二塁打、三塁打、本塁打、打点でチームトップ。先は楽しみです。
他に08年高卒組では、2順目入団のDestin Hood(.246/.302/.333)外野手がGCLの投手を圧倒(.330/.388/.614)して昇格してきましたが、ここではもうひとつ。まだ19歳なので、じっくりでいいです。一方、2順目といえば今年の2巡目入団、こちらは大卒21歳のJeffrey Kobernus(.220/.273/.244)二塁手は、わずか10試合で故障離脱。まだ評価は保留ですね。
【投手】
ほとんどが09年ドラフト組。もっとも印象的な数字を残したのは、オールスターにも選ばれた29順目のブルペン左腕Evan Bronson(0.55/0.63)。他にも、ブルペン投手では、7順目の右腕Dean Weaver(3.18/1.24)、13順目の右腕Patrick Lehman(1.65/0.80)、24順目の右腕Dustin Crane(2.29/1.17)、また、昨年の35順目ながら29.1回で42奪三振を記録した左腕のClayton Dill(3.07/1.06)など面白そうな素材が転がっています。
先発投手で最も目立ったのが今年21順目の左腕Michell Clegg(2.20/1/20)。ただ、脱三振率は高くないので、伸びシロは疑問。奪三振率という点では、ドミニカ出身右腕Juan Jaime(1.88/1.25)が1イニングあたり平均2三振という先発投手としては驚異的な数字を残してHagerstownへ昇格していきました。09年組に話を戻すと、10順目のPaul Applebee(3.06/1.02)が契約の遅れでわずかな出場試合ながらまずまずの滑り出しを見せました。
残念な結果に終わったのが、Graham Hicks(7.12/2.02)。08年ドラフトの4順目と期待が高かったのですが振るわず、ルーキーリーグに降格となりました。
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