2009年9月17日木曜日

Potomac Nationals(A+) Season Review

 79勝58敗の貯金21。リーグ8チーム中勝率では2位ながら、不運にもプレーオフに進めませんでした。そんなチーム成績ですから、個人成績でも見所のある選手は大勢いました。

Team Player of the Year: Danny Espinosa (写真上)
Team Pitcher of the Year: Tom Milone (写真下)

【打者】
 何度も紹介していますが、Chris Marrero(.287/.360/.464)、Michael Burgess(.235/.325/.410)、Danny Espinosa(.264/.375/.460)のトッププロスペクト3人衆が打線の核でした。

 Marreroは目出度く途中昇格。Burgessは打率こそ低いものの、しっかり出塁し、何よりホームラン数はチームトップ(リーグでも3位)。素質はあるので、変化球への対応を練習するべし。

 そしてEspinosa。実質初のプロシーズンで波はありましたが、よくがんばりました。ショートのポジションで18本塁打というのは期待が高まります。盗塁も29。盗塁といえば、Boomer Whiting(.245/.350/.332)が54と驚異的な記録ですが、打撃がなあ。


【投手】
 シーズン通じて活躍し、12勝の勝頭となったのが左腕のTom Milone(2.91/1.19)。08年のドラフト10順目という高い期待に見事に応えてくれました。7月(防御率2.84)、8月(同1.49、6戦5勝)、9月(1試合8回4安打無失点)と尻上がりに調子を上げてきたこともあり、来季が楽しみです。

 同じく08年ドラフト組で個人的に期待の高かった12順目のWilliam Atwood(4.61/1.33)は防御率10点を超える悲惨な4月の後、5月から7月の間は防御率2点台に抑えました。最後の1か月は疲れからか成績を落としましたが、奪三振数はチームトップ。まだ期待して良さそうです。

 好成績でシーズン途中に昇格していったのが、Brad Meyers(1.43/1.04)とErik Arnesen(2.23/1.36)の両右腕。上でも好成績を収めました。また09年組の先発投手でただ1人、3順目のTrevor Holder(9.26/1.80)がプレー。6試合に先発しましたが、まだ早かったように思われます。

 09年組といえば、ブルペン投手では、Aから上がってきたDrew Storen(1.80/0.90)が好投し、すぐにAAにあがっていきました。また、2002年のドラフト1順目(全体5位)でエキスポスに入団したものの、ずーーーーっと泣かず飛ばずだったClint Everts(0.90/0.95)が突如復活。AA、さらにAAAへと昇格しても好成績を維持し、セプテンバー・コールアップの呼び声もありました(結局呼ばれず。今季終了後マイナーFAとなるので去就が注目されます)。

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