期限のわずか26秒前に、Bryce Harperとの入団契約に成功しました。最終的には合意するとは信じていましたが、まさかそんなぎりぎりだったとは・・・。
5年総額990万ドルのメジャー契約。ドラフト選手の最高額は言うまでもなく昨年のStrasburgの1510万ドルですが、野手に限定すれば、これまでの最高額だったMark Teixeiraの950万ドルを上回る史上最高額となりました。それでも、1000万ドルは下らないと噂されていたことを思うと、Rizzo GMはいい仕事をしたと思います。内訳は、契約金が625万ドルで残りは年俸という扱い。
メジャー契約というのは意外でした。捕手を本業としてきたHarperですが、ライトへのコンバートが決まっています。打撃はともかく、ライト守備をしっかり覚えるところから始める必要があり、当然マイナーでの経験が必要です。それに、なんといってもまだ17歳です。ここは球団側が譲歩したということなんでしょう。
メジャー契約ということは、オプションの問題も生じます。全くメジャーに昇格しない場合でも4回までしか認めらません。今季契約後に早速1回目を行使することになりますから、2013年シーズン終了まではマイナーに送ることができますが、それ以降はウェイバーを通す必要が出てきます。2014年開幕時にはしっかりメジャーに定着していることを期待する、ということなんでしょうが、まだ21歳ですから、心配は心配です。とにかく、メジャーデビュー、定着に向けてそういうスケジュールが描かれているということです。2012年の後半か13年にはメジャーデビューを果たすことになるんでしょう。ちなみに、Zimmermanの契約最終年は2013年ですから、一緒にプレーすることは間違いないでしょう。できれば、もっと長く一緒にプレーするところを見たいものです。
さて、当面の予定ですが、投手とは異なり使い過ぎによる故障という心配をする必要がありませんから、どんどん経験を積ませていく方針のようです。早速GCL Nationalsに合流することが予定されています。GCLは8月中に終わってしまうので、その後は他のマイナーリーグに参加する可能性も、またアリゾナ秋季リーグに参加する可能性も残されています。
⇒8月25日追記
Mike Rizzo GMが明らかにしたところによると、今季マイナーリーグの試合に出場することはないとのことです。アリゾナ秋季リーグは否定していませんでした。
今は確かに弱いけど、チームがいい方向に向かっていることは疑いの余地がありません。これからもますます応援して行きたいと思います。
おまけ。契約合意の直後の球団首脳の喜びようをご覧下さい(by Mark Zuckerman)。
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