【ナ・リーグ東部地区】
フィリーズが2連覇。防御率7.21のクローザーBrad Lidgeを抱えながらもRyan Howard率いる打線の圧倒的な長打力で敵を粉砕(特にナショナルズは3勝15敗と鴨にされました)。終盤の快進撃でワイルド・カード争いをしていたはずのブレーブスは、ナショナルズにまさかの4連敗で地区2位さえ逃しました。メッツは故障が痛かった。
National League East (Final)
W | L | % | GB | |
Philadelphia | 93 | 69 | .574 | - |
Florida | 87 | 75 | .537 | 6.0 |
Atlanta | 86 | 76 | .531 | 7.0 |
New York | 70 | 92 | .432 | 23.0 |
Washington | 59 | 103 | .364 | 34.0 |
【Hunt for Bryce Harper】
最下位争いのほうも、最終的な結果を載せておきます。7連勝して差を詰めましたが、それでも100敗以上はナショナルズのみ。余裕の「勝利」でした。パイレーツは最後の10試合を勝ち越しており、オリオールズも最後は4連勝と、ナショナルズを含め、3球団はそれなりに意地を見せてくれました。
なお、前年2位マリナーズは85勝77敗で14位と大躍進。3位だったパドレスも負け越しながら20位タイとずいぶん勝ち星を伸ばしました。
Hunt for Bryce Harper (Final)
W | L | % | GB | L10 | St | |
Washington | 59 | 103 | .364 | - | 7-3 | W7 |
Pittsburgh | 63 | 99 | .385 | 4.0 | 6-4 | L2 |
Baltimore | 64 | 98 | .395 | 5.0 | 4-6 | W4 |
Kansas City | 65 | 97 | .401 | 6.0 | 2-8 | L3 |
Cleveland | 65 | 97 | .401 | 6.0 | 4-6 | L5 |
【年間チーム打撃成績】
非常に好不調の波の激しいシーズンでした。総得点の推移で見ると、22位→8位→29位→10位→8位→28位と大きく変動していることがよく分かります。5月と7月には多くの成績で30球団中のトップ10に顔を出すほどでしたが、ダメな時期はとことんダメでした。鍵はAdam Dunn。Dunnの好不調がチーム全体の打撃成績に影響を及ぼしました。
シーズンを平均すれば、昨季よりはずっといい打線でした。これは、Dunnの加入と、それにともなうZimmermanの成績向上。三振率が上がってしまっているものDunnを使う以上は覚悟の上。盗塁はNyjer Morgan1人で24盗塁。昨季と比べても減ってしまいました。
2009 Team Offence
(2009成績) | (2009順位) | (2008順位) | |
総得点 | 710 | 21 位 | 28 位 |
打率 | .258 | 24 位 | 26 位 |
出塁率 | .337 | 12 位 | 22 位 |
長打率 | .406 | 20 位 | 29 位 |
本塁打 | 156 | 21 位 | 28 位 |
三振率 | 22.0 | 24 位 | 18 位 |
盗塁数 | 73 | 25 位タイ | 17 位タイ |
【年間チーム投手・守備成績】
ひどいの一言。一時的に四球/9IPが向上した時期もありましたが、他は軒並みシーズン通じて低迷。とにかく名実共30球団最低の投手陣であったことは疑いありません。若手が中心だったので、今後の成長も期待できますが、オフには先発、ブルペンともFA選手での補強をする必要があるでしょう。エラーに関しては、もう言葉もありません。
2009 Team Defense
(2009成績) | (2009順位) | (2008順位) | |
総失点 | 874 | 29 位 | 26 位 |
防御率 | 5.02 | 28 位 | 24 位 |
奪三振/9IP | 5.76 | 30 位 | 20 位 |
四球/9IP | 3.97 | 30 位 | 24 位 |
被打率 | .276 | 28 位 | 20 位 |
エラー | 143 | 30 位 | 29 位 |
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