前日、Gold Glove賞を受賞して喜んでいたRyan Zimmerman三塁手がSilver Slugger賞も受賞しました!こちらも初受賞。ワシントン・ナショナルズ史上(2005年以降)初の同賞受賞です。おめでとう!Gold Gloveと違って、こちらには44本塁打のMark Reynoldsという強敵がいたため難しいかなと思っていましたが、見事な受賞となりました。
三振数の差(Reynoldsは周知のとおり偉大なる三振王)、打点で上回ったことが評価されたのと、この賞も印象に左右されるので30試合連続安打が強いインパクトを与えたのではないでしょうか。
[National League]
1B Albert Pujols (STL) 2年連続3度目
2B Chase Utley(PHI) 4年連続4度目
3B Ryan Zimmerman(WAS) 初
SS Hanley Ramirez(FLA) 2年連続2度目
OF Ryan Braun(MIL) 2年連続2度目
OF Andre Ethier(LAD) 初
OF Matt Kemp(LAD) 初
C Brian McCann(ATL) 2年連続3度目
P Carlos Zambrano(CHC) 2年連続3度目
[American League]
1B Mark Teixeira(NYY) 4年ぶり3度目
2B Aaron Hill(TOR) 初
3B Evan Longoria(TB) 初
SS Derek Jeter(NYY) 4年連続4度目
OF Jason Bay(BOS) 初
OF Torii Hunter(LAA) 初
OF Ichiro Suzuki(SEA) 2年ぶり3度目
C Joe Mauer(MIN) 2年連続3度目
DH Adam Lind(TOR) 初
純粋にバットだけで評価される、という建前のこの賞。結果を見るとOPS(出塁率+長打率)の上位者がおおよそ受賞していますが、首を傾げたくなるものもいくつかあります。
NLの外野手部門では、打点数で上回ったEthierとKempが、本塁打数とOPSで上回ったJason WerthとRaul Ibanezのフィリーズコンビを抑えて受賞。フィリーズやロッキーズのようないわゆるヒッターズパークを本拠とする選手は、過小評価されている印象。イチローについても「シルバースラッガー」と言われると「?」という印象は今もって消えません。なお、NLの三塁手部門についても、ZimmermanのOPSはリーグ3位で、1位のPabro SandovalにはOPSで50ポイント以上離されていた、という事実も指摘しておきます。
この賞の最大の疑問は、複数のポジションを守りつつ高い打撃成績を残した、ある意味では1ポジションで活躍した選手以上に評価されて然るべき選手が評価されない点。代表例を挙げると、ALの全選手中でMauerに続きOPS2位のKevin Youkilis(BOS, 1B(78)+3B(63))と3位のBen Zobrist(TB, 2B(91)+OF(75))。2人とも受賞に値する活躍でした。我らがAdam DummもOPSではリーグ外野手中の2位だったけれどシーズン後半は一塁に移ったので選ばれなかった、ということで(笑)。
2009年11月13日金曜日
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2 件のコメント:
遅くなりましたが、R.Zimmermanのダブル受賞おめでとうございます。数字的にはDunnとのコンビで110を記録したRunが最も気に入りました。
Dunnもあと一歩でしたね。5年連続ジャスト40本の怪記録を楽しみにしていたのですが。
ありがとうございます。
Silver Sluggerはちょっと意外でしたが、
もらえるものはもらっておきましょう(笑)。
Zimmreman、某所では走塁の評価も高いようです。
いい選手です。
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