チームが好成績だったのだから当然といえば当然ですが、個人成績でも好成績が多く、MVPを選ぶのに悩んでしまいました。
Hitter of the Month: Ryan Zimmerman
PA | R | HR | RBI | AVG | OBP | SLG | SB | |
Nyjer Morgan | 100 | 13 | 0 | 6 | .287 | .374 | .460 | 6 |
Adam Dunn | 97 | 14 | 4 | 9 | .225 | .361 | .463 | 0 |
Josh Willingham | 96 | 13 | 3 | 13 | .284 | .438 | .459 | 4 |
Cristian Guzman | 84 | 10 | 0 | 8 | .272 | .289 | .370 | 1 |
Ian Desmond | 78 | 9 | 1 | 10 | .246 | .307 | .406 | 3 |
Ivan Rodriguez | 69 | 10 | 0 | 9 | .413 | .449 | .524 | 1 |
Adam Kennedy | 69 | 7 | 1 | 11 | .230 | .290 | .361 | 4 |
Ryan Zimmerman | 51 | 7 | 4 | 13 | .362 | .412 | .787 | 0 |
数試合欠場したため規定打席にはわずかに届かなかったものの、.413という驚異的な打率を残したPudge Rodriguez。もう終わった選手だとか言われていたことが嘘のような活躍で、Jesus Floresが離脱していることを感じさせませんでした。
月間を通じて良い仕事をした選手ということでは、Dunn、Desmondと並んでチームトップタイとなる23試合に出場したJosh Willinghamの安定した成績が光ります。Dunnを上回る四球を選び出塁率は.438。4盗塁も目立ちます。他では、Nyjer Morganが(盗塁死4というのが気になりますが)出塁率.374と立派にリードオフの役割を果たしました。
しかし、今月の月間MVPはあえて出場15試合、Morganのほぼ半分の打席にしか立たなかったRyan Zimmermanを選びました。これだけの出場にも関わらず、本塁打、打点はいずれもチームトップタイ。何より印象的でした。4月15日のフィリーズ戦での代打逆転2ランを始めとして3試合でMVP(打者ではダントツ1位)の活躍は、鮮明に記憶に残っています。
Picher of the Month: Livan Hernandez
G | IP | W | L | S | K | ERA | WHIP | |
Livan Hernandez | 4 | 31.0 | 3 | 1 | 0 | 10 | 0.87 | 0.87 |
Scott Olsen | 4 | 20.2 | 2 | 1 | 0 | 18 | 4.35 | 1.50 |
John Lannan | 5 | 27.2 | 1 | 1 | 0 | 10 | 5.53 | 1.84 |
Craig Stammen | 4 | 21.1 | 1 | 0 | 0 | 9 | 6.75 | 1.36 |
Jason Marquis | 3 | 8.1 | 0 | 3 | 0 | 3 | 20.52 | 2.88 |
Luis Atilano | 2 | 12.0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2.25 | 1.33 |
Matt Capps | 12 | 13.1 | 0 | 0 | 10 | 15 | 0.68 | 1.35 |
Tyler Clippard | 12 | 18.0 | 3 | 0 | 0 | 23 | 0.50 | 0.89 |
開幕からのチームの勝ち星の積み重ねにClippard-Cappsのブルペン・コンビが大きく貢献してきたことは疑いの余地もありません。昨年はこの時期に既に開幕時のクローザーが失脚するなどブルペンが崩壊していたのとは大違い。Clippardはとにかく空振りが多い。Cappsは10回のセーブ機会で全て成功。相手チームに「7回までに勝ち越しておかなければ」というプレッシャーをかけることができる状況ができています。
しかし、この2人以上に印象的な活躍を見せたのがLivan Hernandez。こちらももう終わった選手のような扱いでマイナー契約からのスタートでしたが、4月17日の完封を含め開幕から4試合全てで2失点以下という素晴らしい内容。唯一の黒星もその前の登板でノーヒッターを達成し、結局4月を5勝負けなしで月間MVPに選ばれたUbaldo Jimenezと互角に戦ったものでした。防御率もWHIPも1.00未満というのはブルペン投手のような数字です。リーグの月間MVPでは候補にも名前が挙がっていなかったようですが、ここではちゃんと評価します。なお、開幕前に、このようなコメントをしていたことを平に謝罪させて頂きます。
Rookie of the Month: Ian Desmond
スプリングトレーニングでの打撃好調で開幕ショートを勝ち取ったIan Desmond。開幕してみると打撃のほうはそこまで好調はありませんが、まずまずの成績。むしろ高く評価したいのが守備での貢献。開幕からの5試合で3つのエラーを記録するなどバタバタしましたが、落ち着いてくると広い守備範囲と強肩、それに時折見せる素晴らしいファイン・プレーでみるみる評価を上げました。結局6試合目以降、4月はノーエラー。UZRではメジャーでもトップ5に入るほどの高い数字を示しています。Zimmermanとの三遊間守備はチームの誇りとさえなりつつあります。
もう1人、候補に挙げられるのがメジャーデビューから2試合続けて勝ち星を挙げたLuis Atilano。でも、まだ少し早い。昇格したばかりの投手が、情報不足のために打たれないのはよくあること。これから研究されてそこそこ打たれ、その後対応できるかどうかで真価が問われます。もちろん、応援していますよ。がんばって!
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