2010年5月29日土曜日

5/28 W5-3@SD (9回裏の反撃をCappsが断つ)

Nationals 5-3 at SD Season 25-24 (W1)
Pitching: Lannan(W2-2), Clippard(H11), Capps(S17)
Hitting: Willingham(1/3 BB R 3RBI), Desmond(2/4 R 2RBI)
HR: Willingham(10), Desmond(4)
 
 この試合、録画で全部見てみました。最近Lannanの登板をちっとも見ていなかったような気がしたので。見ていて気付いたのは、良きにつけ悪しきにつけ、Ian Desmondという選手は目立つ、ということです。今日も、下に書くように何度も何度も名前が出てきました。ある種のスター性を感じます。

 さて、試合。パドレス先発のClayton Richardの前に3回までは9人で終わっていましたが、4回に内野安打と四球で2死1,2塁とチャンスを作り、Willinghamがセンターへきれいに打ち返す3ランで先制。7回にはDesmondのソロで1点を追加と都合4点を奪いましたが、結局Richardには7回まで投げられてしまい、安打はそれ以外に1本だけ。ほとんどランナーも出せず、抑え込まれたという印象でした。

 一方、ナショナルズ先発のLannanも素晴らしい投球でした。先制してもらった直後に1点を返されたものの、ほとんど大きなピンチを作ることなく粛々と投げました。最終回となった7回にエラー(Desmondの1塁悪送球ですが、映像を見る限りDunnは走者にしっかりタッチしており、明らかな誤審です!)がらみで1点を失ったものの、こちらも7回を投げ切り、7安打されながらも無四球で2失点(自責点は1)。コントロールも良く、昨年までの投球に戻ったと言ってよいでしょう。

 しかし、この試合のドラマは9回に待っていました。まず表のナショナルズの攻撃。Dunnのダブルを足がかりに2死3塁とし、Willinghamが敬遠されて2死1,3塁。ここで打席に入ったDesmondが、なんと三塁前へ転がすセーフティスクイズ!見事に決まって貴重な追加点を挙げました。結果的にはこの1点が本当に貴重でした。
 
 さて、9回裏、マウンドには守護神のMatt Capps。直前に追加点を挙げて3点差となったことから、このままあっさり勝てるかな思って見ていましたが、そうは問屋がおろしませんでした。イニングの冒頭から、決していい当たりではないにも関わらず、センター前、ショート内野安打(Desmondの若さが出たプレー。二遊間を抜けそうな当たりを捕球したまでは良かったものの、1塁に投げて1死を取るのではなく、併殺を狙ってセカンドに無理なトスを試みてオールセーフ)、サード内野安打(これはぼてぼての当たりで、さすがのZimでもどうしようもなかった)で無死満塁の大ピンチ。次の打者にセンター前に運ばれて1点を奪われ点差は2点でなお無死満塁。同点、逆転という悲劇的な場面を想像してしまいましたが、ここでCappsが気合いを入れなおして素晴らしい仕事をしてくれました。まず、代打Matt Stairsを見逃し三振で1死。1番に戻ってWill Venableを空振り三振で2死。最後はDavid Ecksteinを簡単なサードゴロに仕留めて試合終了。

 いやはや、心臓に悪い試合でした。 Capps、よくぞ、しのいでくれました。

MVP: Matt Capps

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