開幕を3日後に控え、開幕25人ロースターが確定しました。大きな故障者もなく、次点に終わった選手まで含めた競争・緊張感のある、充実したスプリングトレーニングだったのではないでしょうか。
[Rotation]
Livan Hernandez
John Lannan
Jordan Zimmermann
Jason Marquis
Tom Gorzelanny
キャンプ前に予想されたメンバーが、風邪で出遅れたGorzelannyを含め、5人ともがきちんと仕上げてきました。次点はRoss Detwiler。スプリングトレーニングの防御率では5人を下回る好成績を残しました。
[Bullpen]
Drew Storen
Sean Burnett
Tyler Clippard
Doug Slaten
Todd Coffey
Chad Gaudin
Brian Broderick
今年のスプリングトレーニングの最大の驚きは、ルール5ドラフトのBroderickが生き残ったこと。昨季まではAAでしか投げたことがなく、本人も無邪気に大喜びしているコメントを残しています。良かったね。これまでのところ昨年12月のルール5ドラフト組での一番の成功例と言われています(もう1人のルール5ドラフト、Elvin Ramirezも60日DLということで、返却されずに保有し続けています)。また、Gaudinがマイナー契約からロースター入り。先発として登板を続けて結果を残してきましたので、ロングリリーフ・スポットスタートという役回りかと思います。最大の誤算はHenry RodriguezがDLスタートとなったこと。ビザ問題による到着遅れもあって可哀想だったのですが、十分キャンプで準備できないまま実戦に投入されたこともあって目を覆わんばかりの制球難。DLとなっていますが、実態はブルペンセッションでフォームを矯正中。そう遅くないタイミングでの昇格を期待しています。次点はCollin Balester。オプションが残っているために落とされましたが、内容はブルペン投手陣で一番良かったかもしれません。
[Catchers]
Ivan Rodriguez
Wilson Ramos
この2人になることはキャンプ前の想定どおり。焦点は、Ramosが期待通りにレギュラー捕手の地位を奪取することができるか、できるとすればいつか。健康にプレーできることを証明しながらAAAで待機するJesus Floresにチャンスが巡ってこないような活躍をRamosができればベストシナリオ。
[Infielders]
Adam LaRoche
Danny Espinosa
Ryan Zimmerman
Ian Desmond
Alex Cora
EspinosaとDesmond(相変わらずエラーは多いですが)がしっかりした打撃成績を残し、4人は不動のレギュラーの地位を確立しました。Morganがいなくなり、Desmondにはリードオフも期待されます。LaRocheが肩の痛みを抱えたままプレーすることが不安材料ですが、仮に離脱となってもChris Marreroが控えているという楽しみな状況だったりします。控えの座は、マイナー契約だったCoraが獲得。スプリングトレーニングではしっかり数字も残し、Alberto Gonzalezを憂いなくトレードに出すことができました。次点はBrian Bixler。
[Outfielders]
Jason Werth
Michael Morse
Rick Ankiel
Jerry Hairston
Matt Stairs
Laynce Nix
キャンプ開始当初のレフトのレギュラー争いは左右関係なく打ちまくったMorseが早々に当確。続いたセンターの争いは、MorgaのトレードとBernadinaが調子を落としたことにより、Ankiel(対右)とHairston(対左)のプラトーンで開幕を迎えることになりました。ベンチはオプションが残るBernadinaを押しのけ、マイナー契約のStairsとNixが残りました。ただ、このベテラン4人衆にはあまり期待は持っていません。Bernadinaの早期昇格を期待します。
2011年3月29日火曜日
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