2008年8月1日金曜日

トレード期限: Good Bye Manny


 7月31日午後4時(米国東部時間)でウェイバーを経ないトレードの期限が過ぎました。
 ナショナルズに関しても、レディング、ロペス、ロデューカなどのベテラン選手についても、(希望的観測も含め)噂はありましたが、結局、まとまったのは、Jhonny Nunez投手をヤンキースに放出し、代わりにAlberto Gonzalez遊撃手を獲得するというマイナーなものにとどまりました。

 Johnny Nunezは、シーズン前のBAのプロスペクトランキングで25位の22歳の投手で、開幕はPotomac(A+)の先発ローテーションんで迎えましたが、結果を残せず、ブルペンに回されています。ブルペンではそこそこの好投を見せていました。


 一方のAlbert Gonzalezはベネズエラ出身の25歳。もともとはDバックスと契約し、あのランディ・ジョンソン(Randy Johnson)のトレードの一員としてヤンキースに移りました。今シーズンは主にAAAでプレーしてきましたが、長打は全くなく、打率も決して高くはなく、つまり守備の人です(ヤンキースでメジャーデビューは果たしていますが、66打数で打率.152)。グズマンが離脱しているため、早期にメジャーに上がるようですが、どんなに育ってもユーティリティ、基本は守備固めという選手でしょう。期待は高くありません。

 他球団に目を向けると、マーク・テシェーラ(Mark Teixeira)がエンゼルスへ、イヴァン・ロドリゲス(Ivan Rodriguez)がヤンキースへ(レンジャーズでの同僚A-RODと再会ですね)、ケン・グリフィーJr.(Ken Griffey Jr.)がホワイトソックスへ、といったビッグネームのトレードが相次ぎましたが、何といっても、マニー・ラミレス(Manny Ramirez)を中心とした大型三角トレードには驚き、そして寂しく思いました。パッケージの全体像は以下の通り。

 Manny Ramirez (BOS → LAD)
 Jason Bay (PIT → BOS)
 Brandon Moss (BOS → PIT)
 Craig Hansen (BOS → PIT)
 Andy LaRoche (LAD → PIT)
 Bryan Morris (LAD → PIT) (A)

 マニーがどんな選手かなんて、いまさら私が語る必要はないでしょう。でも、何を隠そう、「私が一番好きなレッドソックスの選手」でした。グリーンモンスターを越えていくホームランを何度観せてもらったか・・・・。球場一体となった「Let's Go Manny」コールが今も聞こえます。

 今この記事を書いている部屋には、レッドソックスの背番号24番のレプリカジャージーがかかっていますが、これを着て、今春の東京ドームでの開幕シリーズで、(フェンウェイパークとは違いただ1人で声を上げなければならなかったのですが)もう一度「Let's Go!! Manny!!」と声援を送れたことは、素晴らしい思い出です。いや、まだ現役を引退したわけではないんですが、レッドソックスの選手として応援してきたので、非常に寂しいです。でも、ほんと、ありがとう、マニー。そして殿堂入りを期待しています。

2 件のコメント:

estoppel さんのコメント...

Manny Ramirezの移籍初戦は、Dバックス、Randy Johnsonが相手でした。
見事2安打!!
それにしても、ブルーのユニフォーム、似合わない!!慣れの問題だけではないと思うのですが。

estoppel さんのコメント...

Jason Bayのデビューはもっと素晴らしく、初打席で四球を選び先制のホームを踏むと、延長12回にはグリーンモンスター直撃の三塁打(移籍後初ヒット)を放ち、サヨナラのホームを踏み、チームの2得点をいずれも記録しました。
守っても、マニーじゃきっととれなかっただろう浅い当たりをスライディングキャッチし、失点を防ぎました。

いやはや、このトレードは、この先どう評価されるでしょうね。