2008年8月15日金曜日

【北京五輪、あるいは09ドラフト】Stephen Strasburg

 オリンピックで野球が開催されるのは、今夏の北京が最後、となっていますが、その最後の金メダルを賭けた戦いが始まりました。

 「星野ジャパン」は初戦のキューバに敗れた後、2戦目は格下のはずの台湾に辛勝と、なんだか不安定な戦いが続いています。大丈夫かな・・・。 今日はオランダに勝ちましたが、次はアメリカを破り波に乗る韓国と、予選ラウンドでもなかなか気の抜けない戦いが続きます。


 我がナッツの選手はというと、何人かは出場を辞退しましたので、出ているのは3人。チームUSAに1人もいないのは残念ですが、オランダ代表のShairon Martis投手とYurendell DeCaster内野手(ともにAAA)、それにカナダ代表のMatt Rogelstad内野手(AA)。Martisはアメリカ戦に先発したものの、5回途中5失点と、散々でした・・・。もう1試合投げさせてもらえるかな。打者2人は、3試合でようやく1安打ずつ。今日の日本対オランダ戦でDeCasterの動く映像を初めて見ることができ、ちょっと嬉しかったです。


 さて、今日の本題は、アメリカ対オランダ戦で先発し、Martisに勝ったアメリカのStephen Strasburg投手(写真)。

 チームUSAは、フラッグディールトレードでC.C Sabathiaの交換相手となったことで一層有名になったMatt LaPorta外野手をはじめ、そこそこのマイナーリーグ・プロスペクト(プロ選手)で構成されているのですが、そこに、ただ1人大学生として選ばれたのが、Strasburg。常時90マイル台後半で最速100マイルに達するというストレートにスライダーを決め球として持っており、サンディエゴ州立大の2年生として迎えた昨シーズンは、8勝3敗の成績ながら、内容は97イニングで133奪三振、防御率1.57と驚異的でした。特に1試合(当然ですが27アウトのうち)23奪三振(1安打完封)を記録したことで一躍名を上げました。こうなると、当然ながら09年ドラフトでの上位指名の呼び声が上がります。現時点では、全体1位かと言われています(来シーズン、どのような投球を見せるか注目です)。

 で、オランダ戦、かなり格下とはいえ、7回をわずか1安打1死球11奪三振(7回2死までノーヒッター)と、評判通りの好投を見せてくれました。ますます評価が上昇です。

 もし、このままシーズンが終われば、恥ずかしながらナショナルズが09年のドラフト指名順は1位となりますので、もしかして、Strasburgがナショナルズに入団なんて日が来るかもしれません。ちょっと、楽しみかも。(敗退行為を期待しているようだから、こんなこと言っちゃいけないのかな・・・)

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