2008年8月4日月曜日

Expected 2011 Starters

 大型トレードの興奮冷めやらぬ8月上旬、上位チームと下位チームとがはっきり分かれ、MLBのシーズンも終盤に入っていこうとしています。MLBのナショナルズはもちろん後者で、今シーズンははや終了。MiLBのボックススコアをチェックしてプロスペクト達の成績に一喜一憂している毎日です(笑)。

 そんな中、自分なりに、2011年のスターターを予想(夢想)してみました。あくまで、現在ナショナルズ球団に所属している選手を対象とし、全くの独断で選んでみました(コメントなどあれば、是非お願いします)。Ryan Zimmermanを除き、私のこのブログを除いて、日本では全くといっていいほど無名の選手が並ぶリストができ上がってしまいました。

 まあ、まずは見てやって下さい(赤字は現在40人ロースターに入っている選手)。

Position Frontrunner Runner-Up
SP1 Jordan Zimmermann -
SP2 Aaron Crow -
SP3 John Lannan -
SP4 Ross Detwiler -
SP5 Colton Willems Collin Balester
CL Adam Carr Zechry Zinicola
CA Jesus Flores Luke Montz
1B Chris Marrero Bill Rhinehart
2B Stephen King Emilio Bonifacio
3B Ryan Zimmerman -
SS Esmailyn Gonzalez Ian Desmond
LF Elijah Dukes Destin Hood
CF Justin Maxwell Roger Bernadina
RF Michael Burgess Mike Daniel


 今後、時々(数か月に1度くらい?)、アップデートしていきたいと思います。

 なぜ2011年を選んだか疑問に思われるかも知れませんが、フロントの最近の言動から、ペナントを争う最初のターゲットを2011年シーズンに置いているのではないかという感じが強まってきたからです。 
 いまさら言うまでもありませんが、チームは現在(果てしなく深い)再建期に入っています。どんなにチームが低迷していようとも、再建期だからということでフロントやアクタ監督以下のベンチの責任を問う様子は(少なくとも今シーズンに関しては)見られません。そんなフロントが常々言う言葉が「The Plan」です。これはペナントを争えるチームを作る長期計画に他なりません。現在のチーム運営・編成は、①将来のペナント争いに向けて選手を育成すること、②(若手の無理に早い昇格を避けるための)つなぎの選手を活用しつつ、場合によってはトレードを通じてさらに将来のチーム力を高めること、を基本コンセプトとしていることは明らかです。また、③将来のチームに必要な選手かどうかを見極めることも、最優先課題となっています。

 今シーズン開幕前に、Jesus Floresの育成のためにPaul Lo Ducaらと契約したこともこの流れの中で理解されてきました(結果的には、Floresの思わぬ成長により既に先発マスクはFloresですが)。ただ、具体的に何年をターゲットにしているのかという時期は曖昧でした。ファンフォーラムでは、2010年派と11年派に分かれていました(09年を期待している者は既にいない…)。

 そこに、先日のJon Rauchのトレード、Cristian Guzmanの契約延長が行われ、2011年派が優勢となっています。Rauchの契約はオプションを含め2010年まででしたので、10年をターゲットにしているとすれば、格安で確実な仕事をしてくれるであろう彼を放出する必要はなかったと思われます。おそらく優勝争いをするチームのメンバーとしてはやや弱いと思われるGuzmanの新契約が2010年までのものとなっていることも11年派に力を与えています(上記のEsmaiyn Gonzalezがまだルーキーリーグであり、早くても11年に昇格となることを考え、結んだ契約ではないかと言われています)。

 その他、Dmitri Young、Austin Kearnsといったペナント争いをするには明らかに弱い選手との契約期間(オプション最終年)が、いずれも2010年までとなっている(現状では2人とも行使されるとは思えませんが)ことも、10年までは何とかつなぎつつ、仮にFloresのように予想以上に早く昇格できればポジションを取って代わらせるという方針かと思われます。

 Ryan Zimmermanの在籍が保証されている最終年が2011年であることも、重要な要素です。懸案となっている契約延長が仮に成就しなかったとすれば、2011年シーズンが、彼のFA前最終年になります。ワシントン移転初年度のドラフト1順目指名で、チームの顔として育ててきたZimmermanを中心として、(Zimmermanを含め)期待されている現在23歳前後の選手が26歳前後になる2011年こそが、チーム再建の目標ではないかと思われます。というか、そう信じたいです。

 そんな訳なので、気の長い話ですが、2011年まで、頑張って見守っていこうと思っています。

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