先日メッツを解雇されていたLivan Hernandezと契約。マイナー契約ではなく、メジャー契約ということで、25人ロースター入りします(ただし年俸はメジャー最低額)。今季ここまで7勝8敗、防御率は5.47(しかもうち3勝はナショナルズからで、対ナショナルズ戦を除くと防御率は6.35まで跳ね上がります)と決して良い成績ではありません。この時期にこんなベテラン(21歳でデビューしているのでまだ34歳だったりしますが、本当の年齢は不明・・・)と契約する意義はよく分かりません。
2003年から3年半、エキスポス/ナショナルズに所属し、2005年の記念すべきナショナルズとしての開幕戦(BOX)の先発投手を務めています(5回持たず7失点で敗戦投手でしたが)。2006年のフラッグディールトレードでDバックスへ移籍。この時交換要員として移ってきたのが、Garret MockとMatt Chico。この間を含め昨季まで9年連続2桁勝利。しかも、この間ずっと30先発以上という頑丈ぶり。通算では154勝147敗、防御率4.43という記録が残っています。34歳という年齢(本当なら)を考えても、もう少し評価が高くてもいい投手ですが、評価が低いのにはそれなりの理由があるんでしょう。そんな投手が現在のナショナルズのローテーション投手にとってどれだけ好影響を与えることができるのか疑問符がつきます・・・。ただ、丈夫で長持ちという特性だけは、ブルペンの負担軽減、また若い先発投手陣が投球回数制限に到達した時点でシーズンを終えやすくする点で、意味があるかもしれません・・・。
ともかく、これによりCollin Balesterがローテーションを外れマイナーに落ちることになりました。うーん、残念。またもチャンスを活かせず。ボールが高めに浮く、制球が定まらなくなる、といった技術的な点はともかくとして、精神的な弱さを克服できないことが最大の問題・・・。これで、球団の将来構想からは外れたかもしれません。
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