2008年6月14日土曜日

080613@SEA (W7-6)

"2回に集中打で6点を奪うも、薄氷の逃げ切り勝ち"


Nationals 7-6 Mariners Season 27-42 (streak W1)

Pitching: Hill(W1-3), Rivera(H8), Hanrahan(H2), Rauch(S14)
Hitting: Milledge(2/5 1R 1SB), Flores(2/5 1R 2RBI), Young(1/4 1BB 1R 2RBI) 

 マリナーズ先発のナックルボーラーR.A.ディッキー(R.A.Dickey)を攻略し、2回までに8安打で7点を奪い、2回終了時点で7-1と楽勝ペース。長打はヘスス・フローレス(Jesus Flores)の2点タイムリー二塁打だけでしたが、こつこつとシングルを積み重ねました。逆方向への強い打球が多かったことに好印象を受けました。

 ところが、先発のショーン・ヒル(Shawn Hill)がさっぱりで、3回、5回に2点ずつ返されて、気が付けば7-5まで追い上げられてしまいました。ヒルは結局5回を12安打1四球で5失点(自責点は4)。とはいえ、無死満塁からセクソン三振、城島併殺打、といったマリナーズの拙攻に助けられた部分もあり、5回まで投げ切らせてもらえたのは、点差があったことと、今シーズンまだ勝ち星がなかったヒルへの温情のようにも見えました(球数は5回1死で5点目を取られた時点で100を超えていた)。

 こうなるとリリーフ勝負。ナッツ打線は、2回途中から投げたローランド・スミス、グリーン、ローの前にわずか2安打、追加点を取れませんでした。しかし、一方のナッツのリリーフもがんばり、6回サンチェス、7回リベラが無失点に抑え、8回にはハンラハンが犠牲フライを打たれて1点差まで詰め寄られましたが、9回はラウチが抑えて逃げ切りました。ヒルは、ようやく今シーズン初白星です。

 なお、イチローには、3安打されました(第3打席もハリスの候補でなんとかアウトにしたけどヒット性の当たりだった)。まだ打率3割にも達していませんが、さすがです。8回には2盗も決められ、1打で同点というシーンを作られてしまいました。(写真はなんとなくイチローを使ってみました・・・)

 今日のMVPは、誰にしようか迷いましたが、ドミトリー・ヤング(Dmitri Young)を選びました。初回2死1塁から先制タイムリーを放ったことと、2回も前のミレッジが三振して、無死満塁のチャンスだったのにこの回1点止まりか・・・と思われた場面で、押し出しの四球を選びビックイニングにつなげてくれました。特にこの四球はスウィッチヒッターにもかかわらず右対右を選択し、またフルカウントから2球ファールで粘った末に選んだという、価値のある四球でした。

MVP: Dmitri Young

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

リリーフ勝負なら負けないといった面目躍如たるゲーム展開でしたね。
このカードはある意味、注目しています。今のところダントツ最下位のマリナーズですが、隙の多いチーム相手だと畳み掛ける爆発力は依然あると思うので、どういうゲーム運びになるのかなぁ?と。
ファンタジーでも臨戦体制を整え、デュークス、フローレス、マニングを緊急補強致しました(笑)。

estoppel さんのコメント...

hausさん
いやー、情けない勝負です。
特にこの試合(Game1)なんて、お互いチャンスの潰しあいでしたから・・・。

ファンタジー、フローレスは保有率1桁%の1か月前からうちのチームのレギュラー捕手です(笑)。