2008年6月6日金曜日

Aaron Crow (RHP): 08 Draft #1

 ドラフト1順目全体9位でナショナルズが指名したのは、Aaron Crowでした。右の先発投手です。今年のドラフトでは最高と(BAによると)評される動きの95マイル前後のストレートにスライダーとチェンジアップを交える投球スタイル。内外角にしっかり投げ分けるコントロールもあり、ほぼ完成された投手だと言われています。ちなみに(あまりアテにはなりませんが)、今シーズンの成績は、15試合に先発、13勝無敗、防御率2.35、とのことです。完封は4試合。43イニング連続無失点というNCAA史上歴代4位の記録を樹立しました。



 全体1位から8位の指名は以下の通り。ロイヤルズはスコット・ボラスをアドバイザーとするために指名順が落ちるのではないかと言われていたHosmerで勝負に出ましたね。契約できるでしょうか。

1. TB SS Tim Beckham Griffin HS (GA)
2. PIT 3B Pedro Alvarez Vanderbilt U
3. KC 1B Eric Hosmer Am. Heritage Sch. (FL)
4. BAL LHP Brian Matusz U of San Diego
5. SF C Gerald Posey Florida State U
6. FLA C Kyle Skipworth Patriot HS (CA)
7. CIN 1B Yonder Alonso U of Miami
8. CWS SS Gordon Beckham U of Georgia


 Gordon Beckhamが残っていれば、そちらに行くべきだったと思いますが、残る選手では最もいい選択だったと思います。他の選択肢としては、両打ちの一塁手Justin Smoakがありました。Alonsoより上という評価もあるSmoakですが、ボーデンGMによれば、スカウト・フロントが全員一致でCrowを支持したとのことです。投手としては2番目の、右腕としては最も高い評価を得ていた投手で、全体4位や5位で指名されるとの予想もあった中で9位まで残っていたのですから、当然の選択だったと思います。ちなみに、Smoakは全体11位でレンジャーズが指名しました。

 契約に大きな障害はないようです。どのくらい通用するものなのか、早く契約して投げて欲しい。

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