スタンフォード大のクローザー。右投げ。リリーフ投手ではこのドラフトで最高の評価で一致していましたが、当初は1順目指名の予想は多くありませんでした(数少ない例外はBPの全体31位でカブスが指名するとの予想)。ドラフトの2日ほど前からナショナルズが10位で指名するとの噂が飛び交い、BA、MLB.comの直前予想でもそうなっていました。ですから、指名された瞬間、驚きはありませんでしたが、「まだAlex Whiteや、高校生のピチピチ投手たちがたくさん残っている中でブルペン投手を取るかなぁ」というちょっと複雑な気持ちになりました。まあ、そうは言っても仕方ない。指名したからには契約して、しっかり活躍してもらいましょう。もちろん全力で応援しますから!
先発としてもやっていけるとの評もありましたが、ナショナルズは、クローザー候補として指名したとのこと。Mike Rizzo 暫定GMはこの点についての質問に対して次のように明確に答えています。
"He has the repetoire to be a starter, but we're going to keep him in the bullpen role. That's where he's most comfortable, and his makeup and characfter led us to that decision. He wants the challenge of having the ball in the ninth inning. .... He's a much quicker prospect to the majors as a closer prospect."
ファストボールの球威があり、変化球も優れており、四球率も低いというのが各種スカウティング・レポートの共通した評。クローザーとしてであれば、かなり早くメジャーに昇格することが期待されます。アドバイザー(代理人)はBrodie Van Wagenen。Ryan Zimmermanと同じですから、ナショナルズとの関係は悪くないはず。まずは早く契約することでしょうね。
5月28日時点でのBAのスカウティング・レポートを全訳しておきます。
BA#36 DREW STOREN, RHP, STANFORD
2007年のドラフトにおいて、19歳という年齢もあって、かなり完成度の高い高校生投手の1人と見られていた。すぐにクローザーとしての地位を確立し、Cardinalの2008年のCollege World Series出場に貢献した。ドラフト指名対象となったこの2年生は、残念な結果となった今季のスタンフォード大学にとって、数少ない明るい点の1つであった。質の良いストライクを投げることができるおかげで、Storenはチームの数少ない安定的な成績を残した選手であった。92-94のファストボールを投げ込み、常時95-96マイルに到達。ファストボールの動きは良く、最大の課題はそのコントロール。制球がつかないときはボールが高めに浮き、ホームランを打たれる傾向がある。良いチェンジアップがあるがあまり投げない。力のあるスライダーが最も良い変化球で、2番目の標準以上の球種となっている。打者に向かっていく投球で、内角に投げることを恐れない。大学生のクローザーで最初に指名される可能性が高く、おそらくはサンドイッチピックか2順目であろう。スタンフォード大学のような学問水準の高い学校のドラフト指名対象の2年生は契約が困難なことがあるが、Storenの父親であるMark Patrickは野球関連のラジオのトークショーのホストを務めているし、この8月に22歳になることもあって大学で証明しなければならないことはほとんど残っていない。
ここまでは、良かったのです・・・。
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