守備スタッツなど独特のスタッツを駆使して一部のメジャーファンから注目されているFangraphsでメジャー30球団の総合ランクの記事がありました。フロント、メジャー、マイナーをそれぞれ評価して、30位からカウントダウンしていくという企画です。
その第1回の記事で、つまり全体30位=最下位で、ナショナルズの記事がアップされていました。現状では致し方ない評価かと思います。現状を見つめる意味で全訳してみます。
#30: Washington Nationals
Front Office: D-
Jim Bowdenの辞任前ならF評価。彼がいなくなったことで、球団として正しい方向へ進むための扉が開かれた状況にある。残念ながら、Stan Kastenは、新しいGMになるつもりはないようだ。新しいGMがチーム全体を刷新し新たな進路をとることになるだろうが、今のところリーダーシップは宙に浮いており、チームがどこに向っているのかを分かっている者はいない。
Major League Talent: C-
いい若い選手は何人かおり、Ryan Zimmerman, Elijah Dukes, Lastings Milledge, John Lannan, Joel Hanrahanは、昨季、メジャーでやれることを示した。Adam DunnとCristian Guzmanは堅実なベテラン。しかし、スターとなる力のある選手は大きなリスクを抱えており、現在チーム頼っている選手には大きな伸びが期待できない。また、ロースターもあまりフィットしていない。何もかもがうまく機能したとしても5割が精一杯だろうし、それもかなり難しい。
Minor League Talent: C
マイナーにはJordan Zimmerman(n), Collin Balester, Ross Detwilerといい若い投手が何人かいる。また、この夏のドラフトの全体1位でStephen Strasburgを指名するとすれば、将来のローテーションへの期待はいくらか大きくなる。しかし、野手のプロスペクトの層は非常に薄い上に、Esmailyn Gonzalezの事件があった。ここしばらくチームの成績が悪かったことからすれば、もう少しいいマイナーシステムを期待したいところだが、現状は決して良いとはいえない。
Overall: F
そう、これは落ち込んでいる人を蹴飛ばすようなものである。しかし、ナショナルズよりひどい球団を見つけることは不可能である。昨季30球団最悪の102敗を喫し、ドミニカにおけるスカウトに関連したスキャンダルのさなかにGMが辞任。新しいGMを雇わずに、球団社長が自ら業務を行い、Mike Rizzo GM補佐を昇格させることなくある程度の権限を与えている状況である。
ナショナルズファンが将来に期待することのできるものはあるが、2009年はあまり面白いシーズンとはならないだろうし、2010年もおそらくあまり変わらないだろう。
2009年3月10日火曜日
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