"ジマーマンのサヨナラHRで劇的な開幕戦勝利!"
Nationals 3-2 Braves
Pitching: Perez, Rivera(H1), King(H1), Ayala(H1), Rauch(BS1, W1-0)
HR: Zimmerman (1)
(Starting Lineup)
Cristian Guzman, SS
Lastings Milledge, CF
Ryan Zimmerman, 3B
Nick Johnson, 1B
Austin Kearns, RF
Paul Lo Duca, C
Elijah Dukes, LF
Ronnie Belliard, 2B
Odalis Perez, P
いよいよ開幕しました。他球団に先駆けて(東京での開幕シリーズは別として)、ただ1試合、ESPNで全国中継されての開幕戦です。結局、Gamedayを追いかける余裕もなかったので、結果を見ずに、帰宅してからMLB.TVで最初から全部観ました。こんな結末が待っているなんて思いもよりませんでしたが、映像で観てよかったと思います。
以下は、試合を見ながら同時並行で書いたものです。
開幕セレモニーの後、ナショナルズのジャージの上着を着たジョージ・W・ブッシュ大統領が始球式に登場。キャッチャーを務めたマニー・アクタ監督に対して高過ぎるとはいえしっかりしたボールを投げました。さすがに、元レンジャーズのオーナーです。
さて、ナショナルズの先発は左腕のオダリス・ペレス(Odalis Perez)。対するブレーブスの先頭打者は、ケリー・ジョンソン(Kelly Johnson)。初球はストレートをファール。結果は空振り三振。四球でランナーは出したものの、4番のマーク・テシェーラ(Mark Teixeira)を三振にとり、スコアボードの最初のフレームには0が示されました。
1回裏。クリスチャン・グズマンがティム・ハドソン(Tim Hudson)の初球をライト前へヒット。ナショナルズ・パークの初ヒット。けん制悪送球で無死3塁となり、これは1点は取らなければならないシチュエーション。ところが、2番ミレッジ、3番ジマーマンが連続三振。いやな雰囲気だな、と思ったところで、4番のニック・ジョンソン(Nick Johnson)。ライト線へ見事なタイムリーヒット。しかも、好走塁で二塁打に。さらに、続く5番オースティン・カーンズ(Austin Kearns)のライト前ヒットで、ジョンソンが必死に走ってホームイン。二塁とホームでは激しいスライディングを見せました。足のけがからの復帰という話は、これでもう完全に終わりでしょう。いやな雰囲気になるところをジョンソンが救ってくれました。ナッツ2点先制。
2回表。1死からブライアン・マッカン(Brian McCann)の放った打球はあわやナショナルズ・パーク第1号かと思われた当たりでしたが、フェンス直撃。跳ね返りをうまく処理したカーンズ、ベリヤード、グズマンの見事なリレーで余裕を持って二塁タッチアウト。助かりました。
3回表。ブッシュ大統領がESPNの放送ブースに登場。かなりカジュアルな格好です。放送ブースからキャピトル・ヒルのドームがきれいに見えると言っています。テキサスのオーナーだったころの話、2001年のヤンキースタジアムでの始球式(9.11の直後のWS)、初めての野球観戦といった思い出話に花を咲かせ、野球の若者の育成における意義なんてことまで話しています。2死からケリー・ジョンソンにヒットを打たれましたが、けん制で刺しました。いい流れです。
4回表。1死からチッパー・ジョーンズ(Chipper Jones)が左中間の深い所にホームラン。ナショナルズ・パーク第1号はナッツの選手に打ってほしかったのに残念でした。まあ、チッパーなら納得するしかないか。4回表が終わったところで、ようやく饒舌な大統領が放送ブースから去りました。このあたり、やはりアメリカにおけるベースボールの地位の高さを感じますね(ブッシュ氏個人の趣味かもしれませんが)。
しかしナッツは打てないなあ。4回裏。先頭打者のショートゴロをグズマンがトンネル…。2死2塁で1番のケリー・ジョンソンを迎えたところでセントクレア投手コーチがマウンドへ。勝負しろと確認に行ったようです。結果は、1ゴロ。ナショナルズは2回、3回、4回、5回と3者凡退が続きます。5回裏、ペレスの打順で出てきた代打ロブ・マコヴィアクも1ゴロに倒れました。ペレスは、5回を投げて、4安打1四球2奪三振の1失点で降板しました。開幕投手の候補に上った時は盛り上がらないとか言ってしまいましたが、十分に開幕にふさわしい素晴らしい投球でした。
6回表、投手はサウル・リベラ(Saul Rivera)、レフトはウィリー・ハリスに交代。デュークスが5回裏の3ゴロで1塁に走る様子が気になっていたのですが、やはり足のケガの影響で交代したようです。心配です。リベラは6、7回をきれいに6人で抑えてくれました。しかしナッツも6回、7回と3者凡退。結局、ハドソンには2回から7回までをパーフェクトに抑えられてしまいました。ハドソンはナショナルズに強いという過去のデータ通りです。打てる気がしませんでした。
8回表。ナッツの3番手は左のレイ・キング(Ray King)。右打者に四球を1つ出したものの左打者は抑えて、2死1塁でルイス・アヤラ(Luis Ayala)にスイッチ。ショートゴロでチェンジ。8回裏。ようやくハドソンではなくなりましたが、湿った打線はまたしても3者凡退。代打で出てきたフェリペ・ロペスもあっさり見逃し三振。
9回表。当然チャド・コルデロかと思われたところで、意外にもジョン・ラウチ(John Rauch)が登場。先頭のチッパー・ジョンズの鋭い当たりがラウチのグラブにすっぽり入るライナーで1死。ついてる。次のテシェーラは、あわやホームランというライトフェンス直撃の二塁打。ぞっとしました。ジェフ・フランコーアはセカンドゴロで2死。その間にランナーは三塁へ。あと1人。ところが、次のマッカンの初球。低めのストレートをなんとロデューカがパスボール・・・・・。2-2の同点。がっくりです。
9回裏。先頭のグズマンは三振。ミレッジはヘッドスライディングを見せるも3ゴロに倒れました。ここまで、1回裏2死から実に24者連続凡退。そして、舞台は突如クライマックスへ向かいます。打者はライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)。アナウンサーが言っていました。ファンが、このフランチャイズ・プレーヤーに期待しているのは・・・・。カウント1-1から内角のストレートを振り抜いた打球は左中間スタンドへ入るサヨナラ・ホームラン!(映像はこちら)
いやはや、こんな劇的な幕切れが待っているとは思いもよりませんでした。ジマーマンの持つスター性とでも呼ぶべき何か不思議な力を見たようで、そら恐ろしいくらいです。ジマーマンのコメントから。
You can’t really write up a script better than that. It turned out perfect.
まさに、ナショナルズの新時代の幕開けにふさわしい、完璧な展開でした。ナッツを応援しようと思ってブログを始め、真剣に見た最初の試合が、こんな劇的な試合になって、とても興奮しています。忘れられない試合になりそうです。
What a happy, beautiful ending of the game, and start of the season for our beloved Nationals !!!
MVP: Ryan Zimmerman
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5 件のコメント:
こんにちは。立派なブログですね♪
新しいボールパークの初戦としては最高のエンディングでしたね。Zimmermanは過去2年間、ファンタジーベースボールではいつもとっているほどお気に入りでした(でも今年はもたもたしていたら獲られてしまいました)。
9回のパスボールで、「あ、これは長くなるかな、もう寝ようかな」と思った矢先のサヨナラホームラン。すっごくかっこよかったです。彼はいい選手ですね。
>bmbさん
コメントありがとうございました。
私のファンタジーでは、当然ZIMを確保しています。
しっかり活躍してもらいます!
今後ともよろしくお願いします。
>bmbさん への続き。
うっかり途中で投稿してしまいました。
まだまだ始めたばかりで未熟者ですので、
ブログの作り方など、いろいろと
アドバイス頂ければ幸いです。
特にbmbさんのマイナーに関する知識の深さは、
すごいなー、と思うばかりです。
こんばんわ、はじめまして。
Yahoo!の方でいい加減なデータのブログとFantasyをやっている者です。こちらのブログは3月頃からほぼ毎日拝読させていただきましたが、かなり内容の濃いブログと思いながら楽しませていただいています。
自分はアストロズを応援しているのですが、去年のNatsの戦い振りを見て今では気になる存在です。FantasyでもMilledgeは重宝していきたいです。
これからも興味深い記事を楽しみにしております。
※コメント公開の時に誤操作があったかもしれません。ダブっていた場合はどうか削除をお願いします。
haus さん
ご覧頂きありがとうございます。
過分のお言葉に恐縮してしまいます。
ミレッジ、いいですよね。
ファンタジーの%ownedがどんどん上昇するのが
楽しくて(笑)。
hausさんのブログも、楽しく拝見していますよ。
ナショナルズのチームガイド、待ってます!
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