2010年3月16日火曜日

10連敗の中でも頑張った選手たち

 10連敗中のナショナルズ。負け続けているわけですから、特に投手陣を中心にひどい成績の選手が多いわけですが個人成績を改めて見ると、しっかり結果を残している選手もいます。今日は、あえて明るい側面に目を向けてみました。

Ian Desmond
25PA 10H 3double 1triple 1HR 4R 11RBI 3BB 4K 2SB .455/.520/.818

 当ブログでは6試合で◎よくできました◎をあげていたので、打撃での大活躍はみなさんもご存知のとおり。5日の満塁弾を含め打点11はメジャー全体でも3位です。ショートの守備でも守備範囲の広いところを披露しつつ、未だノーエラー。レギュラーのショートと目されてきたものの健康不安を抱えるGuzmanが赤ちゃんの誕生に立ち会うためもあって戦線を離脱しているうちに大きく株を上げました。ライトの守備にも時々入って、そこでもいい動きを見せてくれていたりしますが、Rizzo GMは14日のコメントで「マイナーかメジャーかはともかくDesmondはショート」と断言していました。Riggleman監督は未だにユーティリティとして使うことにこだわっているようですが、ダメです。Rizzo GM、ちゃんと仕切ってくださいね。

Ryan Zimmerman
20PA 8H 1double 2HR 3R 3RBI 0BB 4K .400/.400/.750

 目立ちませんが、きっちり結果は残しています。打点、四球が意外なほど少ないのが少し気になりますが、まあ心配することもないでしょう。守備は相変わらず、素晴らしいようです。

Mike Morse
28PA 7H 1double 2HR 5R 7RBI 2BB 6K 1SB .269/.321/.538
 出場機会を与えられればしっかり成績を残しますね。内野の控えとしての開幕ベンチ入りも見えてきたかな。今後、代打で起用されたときに結果が残せるかどうかが注目です。

Willie Harris
20PA 5H 1double 1triple 3R 1RBI 3BB 1HBP 3K 2SB .313/.450/.500

 出場機会はあまり多くありませんが、しっかり成績を残しています。内野守備はやや不安な部分もありますが、なんと言っても外野守備は本当に素晴らしい。フェンスオーバーのホームランを奪い取ったことも。もともとチームに欠かせないユーティリティと見られていましたが、結果を残して、ますますベンチ入りを確実にしています。

Stephen Strasburg
2G (2GS) 5.0IP 4H 1BB 4K 0.00/1.00

 いわずもがなですね。

Drew Storen
3G 3.0IP 1H 1BB 3K 0.00/0.67

 ブルペン投手で最も安定した投球を見せています。球数も少なく、淡々とアウトを取っていく様子はルーキーらしからぬとの評。開幕メジャーはないと言われてきましたが、Strasburgとの違いは、昨季既にマイナーリーグをしっかり経験していること。WalkerやBurnett、それにVilloneといった有力者が軒並み打ち込まれていることもあり、開幕メジャーの可能性が出てきたかもしれません。Rizzo GMのコメントでも、Strasburgとは多少表現が異なっています。

Aaron Thompson
2G 4.0IP 1H 1BB 2K 0.00/0.50
 昨季のフラッグディールでNick Johnsonとの交換で加入。昨季はAAで投げており、今季も開幕はマイナーが当然視されていましたが、2試合続けて支配的な投球を披露し、一気に評価を急上昇させました。3月9日のタイガース戦(Strasburg初登板の試合)で投げる映像を見ましたが、とても良かったです。先発かブルペンかはともかくとして、近い将来のメジャー昇格が視野に入ってきたのではないでしょうか。
→と思ったら、翌日マイナー行きが通告されました。当初からの予定通りであり、マイナーキャンプで登板機会を与えるためということです。開幕はAAが有力視されていますが、今季注目のプロスペクトの1人になりそうです。

J.D. Martin
2G (1GS) 5.0IP 3H 0BB 3K 3.60/0.60
 1試合目は先発して2回を完璧、2試合目は2番手で3イニングを投げて2失点。印象的なのは、四球がないことからWHIPでは0.60という素晴らしい数字を残していること。先発ローテーション枠争いは混沌としていますが、抜け出すことができるでしょうか。当面のライバルは、同じ日程で投げているGarret Mockでしょうか。

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