ただし、それをもってHarrisがレギュラーと決まったわけではありません。現時点では、Harrisの他にMike Morse、Roger Bernadina、Justin Maxwellの4人が争っているという構図です。
ここまでのスプリングトレーニングの成績を見ておきます。
G | PA | H | R | HR | RBI | BB | SO | AVE | OBP | SLG | SB | CS | |
Willie Harris (L) | 11 | 35 | 9 | 5 | 1 | 6 | 6 | 5 | .321 | .457 | .607 | 2 | 1 |
Mike Morse (R) | 13 | 35 | 8 | 6 | 2 | 7 | 2 | 7 | .242 | .286 | .455 | 1 | 0 |
Justin Maxwell (R) | 13 | 46 | 4 | 9 | 1 | 4 | 8 | 15 | .111 | .267 | .222 | 4 | 0 |
Roger Bernadina (L) | 14 | 33 | 7 | 7 | 0 | 1 | 5 | 6 | .250 | .364 | .250 | 2 | 0 |
Harrisはあまり目立たないキャラですが、好調なスプリングトレーニングを送っています。三塁打を2本打っていることもあって長打率もこんなに高くなっています。守備の評価も極めて高い(レフト守備でホームランになる当たりをフェンスの向こうでキャッチしたこともあった)ので、文句のつけようのない結果を残しています。これに対して、他の3人はちょっと遅れを取ります。Morseはスプリングトレーニングの前半は好調でしたが、風邪を引いて数日欠場し、復帰した後も調子が戻っていないのか数字を落としています。Maxwellは実に打席の半分が三振か四球という結果。こんな低打率なのに出塁率は高く、9得点は実はチームトップだったりします。あと少しでいいので、打てればなあ・・・・。個人的には一押しのBernadinaは、もう1つインパクトのある活躍ができていません。
Harrisの欠点は左投手を打てないこと。キャリア通算で見ると、対右投手は.255/.340/.361という数字を残していますが、対左投手になると.201/.288/.303となってしまいます。2009年シーズンになるとさらに対左投手が打てていません(打率.121)。そこで右打者のMorse又はMaxwellとのプラトーンという案が出てきます。Maxwellはサンプル数が少ないので何とも言えませんが、Morseに関しては、対左投手で圧倒的にいい数字を残していますので、Harris-Morseという組み合わせは機能する可能性が高いと言えるでしょう。
現時点ではこのHarris-Morseプラトーン案が最有力となっていますが、MaxwellかBernadinaが食い下がることができるでしょうか?あるいはFAやトレードでレギュラーを獲得することがあるのでしょうか?これからの日々、Maxwell、Bernadinaにとっては、毎日が正念場となりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿